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TAIKO×solosolo(草木染め)

「大町のアトリエを訪ねて」

長野県の大町市で草木染めをしている人がいると知った私たちはすぐに会いに行きました。

快く出迎えてくれたのはsolosolo(ソロソロ)のお二人でした。
染色家の田澤 康彦さん、デザイナーの田澤 苺禾(まいか)さんの
お二人で活動されています。

お子さん含めてご夫婦で2011年に東京から大町に移住し活動されています。

今回伺ったアトリエは自然豊かな場所にあり、北アルプスに流れる水とその土地にある木(薪)を使って
植物を煮出している姿はとても印象的でした。

今回、そんな「solosolo」さんに我々のニット製品を草木染めしていただきました。
染め上がったニット製品は、草木ならではの繊細な色味で味のあるプロダクトに仕上がりました。

草木染めの基本的な工程

①植物を採取→②刻む→③窯で煮出す→④こす→⑤染液完成(染料によっては1番から3番まで取る)→⑥染める(30分〜1時間煮る)→⑦媒染(金属などと30分から1時間染料を定着させる)→⑧水で洗う ⑥〜⑧は3回以上繰り返す

天然の植物から出ている色とは思えないほど鮮やかで力強い色や自然そのものと感じる色など、化学染料では出せない色の数々に心が躍りました。
言葉で表現するのが難しいですが、普段から様々な糸を見ている我々もあまり見たことがない「良い感じ」の色でした。

そんな草木染めのプロダクトは使って洗っていくと色が少しずつ落ちていき、それもまた「良い感じ」になっていきます。いわゆる経年変化を楽しめるプロダクトになりました。

逆にずっと同じ色のものを使いたい、色落ちが気になる方にはオススメできませんが。

康彦さんのお話では「同じ植物でも時期によっては同じ色が出なかったり、他の植物と同じようなやり方ではうまく色が出ないものがある」など天然の植物ならでは苦労もあるそうです。

今回、染めてもらった「KNIT MASK」も次回作ろうとした時に同じものができない可能性もありますが、
そんなところも魅力的だと思っています。

solosolo
北アルプスの美しい水と薪で草木を煮出した染色「草木染め」を中心に手仕事でつながる輪を広げる活動を行っている。

アトリエショップ「one to six」
毎月1-6日solosoloのアトリエをショップとしてオープン。
※現在は予約制

https://www.solosolohome.com/